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蜈蚣切[むかできり] 蜈蚣切(むかできり)は、平安時代中期の貴族・武将、藤原秀郷が所用したと伝えられる太刀である。「蜈蚣切丸(むかできりまる)」とも。 伊勢神宮の所蔵品中に本品に該当する太刀があり(後述)、名称は「太刀 無銘(伝 神息)」、時代・伝来については「伝 10世紀平安時代中期 伝 藤原秀郷佩用 号蜈蚣切」とされている。〔「これまでの展覧会」 (神宮司庁サイト)〕
== 伝来 == 藤原秀郷が近江国三上山に住む蜈蚣(大百足)を退治した礼に龍神から送られた宝物の一つであると伝えられるもので、江戸時代、松平定信により編纂された『集古十種』にも、「伊勢國太神宮蔵俵藤太秀郷 蜈蚣切太刀圖」として絵図と解説が収録されている。 「藤原秀郷(俵藤太)の百足退治」は室町時代以降に成立した伝説であるので、この太刀も実際に藤原秀郷が所用したものであるかは大いに疑問だが、明和2年(1765年)、上述の逸話に基づいたものとして伊勢神宮に奉納され、以後、伊勢神宮の宝刀として所蔵され、現在に至っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蜈蚣切」の詳細全文を読む
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