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益田索道[ますださくどう]
益田索道(ますださくどう)とは、現在の島根県益田市に1951年(昭和26年)まで存在していた貨物専用の索道である。 == 経緯 == 大正時代、木材の需要が急増し、現在の益田市匹見町にあたる地域では多くの木材が切り出されていた。しかし当時は道路の状態が悪く、荷馬車で2日、トラックでも10時間程度要していた。そこで地元の有志数名が発起し、安全索道によって建設が開始された。 開業後の経営は良好であり、匹見地区からは木材、木炭、枕木などが送られ、益田からは食料品などの生活物資が送り出された。当時匹見地区には7000人を超える人が住み、活況を呈していたといわれている。昭和初期には、益田駅に国鉄の石見益田駅(現在のJR益田駅)からの専用線が設置された。 しかし、道路の改修によるトラックの普及、施設の老朽化などにより経営は悪化し、1951年(昭和26年)7月に運行を終了した。その後、215本あった鉄塔は全て撤去され、鉄材として売却された。また駅舎も現在は全て取り壊されており、現存する物はない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「益田索道」の詳細全文を読む
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