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盗葉緑体現象[ぬすめはみどりたいげんぞう]
盗葉緑体現象(Kleptoplasty)は、軟体動物の嚢舌目や繊毛虫・有孔虫・渦鞭毛藻で見られる、餌の特殊な利用法である。餌藻類の葉緑体を細胞内に取り込み一次的に保持する現象を言う 。取り込まれた葉緑体が光合成能力を保持しており、取り込んだ個体がその光合成から栄養を得ている場合は機能的盗葉緑体現象と呼ばれる。クロララクニオン藻などでの葉緑体の二次的獲得と異なり、葉緑体をもともと持っていた個体の核は細胞内に取り込まれない。この用語は1990年から用いられている〔。 == 渦鞭毛藻 == 取り込んだ葉緑体の安定性は種によって異なる。ギムノディニウム・フィエステリアでは数日しか保持されないが、ディノフィシスでは2か月の間安定である〔。 従属栄養性の渦鞭毛藻が盗葉緑体を行うことで、恒久的な葉緑体の獲得に繋がったとも考えられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「盗葉緑体現象」の詳細全文を読む
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