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盤州干潟[ばんしゅうひかた]
盤州干潟(または盤洲干潟、読み方はともにばんずひがた)は、千葉県木更津市の、小櫃川河口から東京湾に広がる、最大で1400haに及ぶ広大な干潟。日本の重要湿地500指定地に含まれる〔日本の重要湿地 No.159 東京湾の干潟・浅瀬 - 環境省〕東京湾最大の干潟のひとつ。 == 概要 == 東京湾に現存する最大級の干潟である。小櫃川河口付近のアシ原から、東京湾にかけ干潮時に露出する広大な塩性湿地を指す。干潟特有の高い生物生産能力を背景に多様な生物が生息し、シギ、チドリ類の鳥類ほか、マゴチ、カレイ、ハゼ等の魚類、ベンケイガニ、ハマガニ、アナジャコといった甲殻類、ほかアサリ、バカガイ等の底生動物が多い。キイロホソゴミムシは本湿地のみに生息する種である。また、東京湾では唯一のアマモの群生が残っている。かつて新日本製鐵の製鉄事業のため小櫃川の流水を冷却水として用いる試みがあったが、塩分濃度の高さのため断念した。その際に建造された施設が浸透実験池として現存しており、現在はカワウをはじめ数種の野鳥の営巣地となっている〔浸透実験池 〕。航空写真でこの地点を覗くと非常に面白い映像が見られる〔浸透実験池 -Googlemap〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「盤州干潟」の詳細全文を読む
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