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盲腸線[もうちょうせん]
盲腸線(もうちょうせん)とは、公共交通で起点もしくは終点のどちらかが他の路線に接続していない行き止まりの路線を指す。路線網の中で、あたかも盲腸(虫垂)のように見えることからこのように俗称される。本項では鉄道の盲腸線について解説する。 == 概要 == 盲腸線という言葉は厳密に定義されるものではない。ただし、「盲腸」という言葉に「役に立たないのに存在する短くて行き止まり状のもの」〔実際のヒトの盲腸は20世紀頃までそのように理解されていた〕という意味合いが込められており、行き止まりの路線であっても輸送上重要な役割を果たしている幹線鉄道は盲腸線と呼ばれることは少ない。逆に、他社線と接続している路線でも「盲腸線」と呼称されるケースもある〔『レイルマガジン』No.151 1996年4月号 p24、p28〕。 行き止まり線のため通過交通が少なく、 終点側地域の社会的状況が路線の存廃に反映されやすい。かつて産炭地を結んだ路線は石炭から石油へのエネルギー供給転換によって廃止が相次ぎ、港湾や臨海工業地域に向けて建設された貨物線やその支線も、1970年代から1980年代にかけて鉄道貨物輸送が縮小すると多くが廃止された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「盲腸線」の詳細全文を読む
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