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相変化記録技術 : ウィキペディア日本語版
相変化記録技術[そうへんかきろくぎじゅつ]

相変化記録技術(そうへんかきろくぎじゅつ)とは、情報記録技術において、記録媒体の印加によって結晶相とアモルファス相の間を変化することを利用した記録技術のこと。
相変化記録ディスクでは、相変化媒体の記録膜は記録前の初期状態は結晶である。これに一定以上の強いパルス状の書き込み用レーザー光を当てて溶融させ直ちに冷却すると、熱が加わった部分はアモルファスになる。結晶とアモルファスでは光の反射率が異なるため、読み出し用の弱いレーザー光を当て、反射光を読み取ることで再生が可能になる(読み出し技術は再生専用光ディスクと同様である)。また、書き込みレーザーのレベルを調整して溶融後徐冷すると記録膜は再び結晶相に戻り、記録は消去される。
このような記録の性質を利用して消去・再書き込み可能な記録媒体が得られる。しかし、記録層の材料を溶かすという物理的な記録を行うため、磁気ディスクなどと比較すると書き換え可能回数が1000回から50万回と極めて少ない。
== 相記録媒体の例 ==

* PD - パナソニックが開発・販売した5インチサイズの相変化ディスク
* DVD-RAM
* DVD-RW
* DVD+RW
* CD-RW
* PRAM (PCM) - 相変化素子を利用した不揮発性メモリ
* BD-RE - Blu-ray Disc Rewritable


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「相変化記録技術」の詳細全文を読む



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