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相対音感 : ウィキペディア日本語版
相対音感[そうたいおんかん]

相対音感(そうたいおんかん、)は、基準となる音(純音および楽音)との相対的な音程によって音の高さを識別する能力である。音楽を美しいと感じるには、相対音感が必要であるから、ほとんどすべての人が本質的に持っている能力と言える。
音楽を職業とする人は音楽教育の過程でソルフェージュ訓練を受けることが多いため、一般人より正確に身につけているのが一般的である。
== 概要 ==
「ある音の高さを基準に、他の音の高さを判別する能力」と説明されることも多い。調性音楽、旋法による音楽の演奏を前提とした場合、より実践的には「音階を辿る能力」といえる。
どちらの音のほうが高い、といった程度の相対音感は一般の人でも多くが持っているが、複数の音の音程を長二度完全四度などといった具合に正確に把握する、という音楽家に必要な水準において、相対音感が鋭い(鈍い)、といったニュアンスで「相対音感が在る(無い)」などという言い方もされる。
具体的な例としては、Gメジャースケール(ト長音階)を絶対音感の人はG、A、B、C、D、E、F#と実音で捉えるが、相対音感の人はこれをド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シや音度記号などのような階名移動ド)で、主音の音名が不明な長音階と捉えるという違いがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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