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相打ち[あいうち] 相打ち(相討ち、相撃ち、あいうち)とは、剣術、剣道などで、双方が同時に相手を倒すること。転じて勝敗のない事である。 == 剣術 == 剣術流派においては、相打ちを極意とするところもあり、こうした傾向は江戸時代後期では特に強い。相打ちを重要視している剣術は、陰流系統の流派に多い〔図解雑学『剣豪列伝』 2004年 ナツメ社 ISBN 4-8163-3774-1〕。「皮を斬らせて肉を断つ~骨を斬らせて髄を断つ」とあるように、剣術流派における相打ちの概念とは、自分が勝って生き残る事が前提である。相打ちに見えるようで、相打ちではない場合もある(ボクシングのクロスカウンターに似た側面がある)。これはどのような達人同士であってもわずかに実力差が生じる為とされる。事例としては柳生三厳の逸話〔『撃剣叢談』には、三厳と浪人が試合を行い、相打ちと判断されるが、三厳は真剣勝負であれば、自分が勝っていたと主張し、結果として真剣での決闘となり、三厳の着物が切られるも裏地までは斬られず、相手は斬り殺された(皮を斬らせて肉を断つの境地であり、真剣勝負に互角の打突はないことを示している)。〕であり、映画『七人の侍』にも引用されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「相打ち」の詳細全文を読む
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