|
真珠宮ビル事件(しんじゅくビルじけん)とは東京都のビルをめぐる事件。2005年頃、東京都渋谷区代々木2丁目の雑居ビル「真珠宮ビル」の所有権を巡り、ビル管理者と山口組系暴力団の後藤組との間で起こっていたトラブルが不動産不正登記や殺人事件に発展したものである。 ==事件== ;真珠宮ビル虚偽登記事件 :2005年2月28日、「菱和ライフクリエイト(現:クレアスライフ)」と「フェニックス・トラスト」がビルの売買契約を解除し、所有権を後藤組組長である後藤忠政の資産管理会社に不正に移転した事件。 :警視庁は2006年5月8日、電磁的公正証書不実記録容疑などで後藤忠政ら13人を逮捕した。計5人が起訴され、3人(後藤忠政・金融業者・フェニックス・トラスト実質経営者)に有罪判決、2人(菱和ライフクリエイト経営者・仲介者)に無罪判決が確定した。 ;真珠宮ビル管理会社顧問刺殺事件 :2006年3月5日夜、東京都港区の路上で、真珠宮ビル管理会社顧問(当時58歳)が背中などを刃物で刺されて殺害された事件。 :2010年12月3日に現場から逃走する車の運転手役を担当した後藤組の男を逮捕。2011年5月31日に東京地裁の裁判員裁判で運転手役の男に懲役13年の有罪判決が言い渡され、確定した。 :実行犯は2011年4月に他殺体として発見された(後述)。 :2011年10月20日に良知組幹部(殺人事件当時:後藤組幹部)を実行犯に殺害を指示した殺人罪の容疑で逮捕し〔元後藤組組長側近を逮捕 会社顧問の殺害指示の疑い 朝日新聞2011年10月20日〕、11月10日に起訴された〔ビル管理会社顧問殺害指示で起訴 旧後藤組系組長 産経新聞 2011年11月10日〕。2013年3月28日に東京地裁の裁判員裁判で良知組幹部に無期懲役判決が言い渡された〔男性殺害、旧後藤組幹部に無期懲役判決 東京地裁裁判員裁判 産経新聞 2013年3月28日〕。 ;実行犯射殺事件 :真珠宮ビル管理会社顧問殺害事件の実行犯は海外に逃亡して国際指名手配されていたが、2011年4月26日にタイ北部の山中で射殺された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「真珠宮ビル事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|