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真苑雑物 真苑 雑物(まその の さいもち、生没年不詳)は、平安時代初期の貴族・僧侶。氏姓は玉作(無姓)のち真苑宿弥。名は佐比毛知とも記される。官位は従五位上・玄蕃頭。 == 経歴 == 出自は玉作氏。出家して孝成と名乗り、興福寺の僧侶になった。弘仁6年(815年)には宮中にて天台宗の光定と宗論を行う〔『日本文徳天皇実録』天安2年8月10日条〕。 のち還俗して玉作 佐比毛知と名乗る。弘仁7年(816年)に従七位下から八階昇進して、外位の従五位下に叙される。弘仁10年(819年)に図書助に任ぜられ、弘仁13年(822年)には内位の従五位下に叙せられるが、これまでに真苑宿弥姓に改姓している。承和元年(834年)従五位上・因幡守に叙任されたほか、玄蕃頭を務めたともされる。 法相宗の教義に秀でており、最澄の『顕戒論』を厳しく批判した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「真苑雑物」の詳細全文を読む
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