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瞬間油熱乾燥法 : ウィキペディア日本語版
瞬間油熱乾燥法[しゅんかんゆねつかんそうほう]
瞬間油熱乾燥法(しゅんかんゆねつかんそうほう)とは、インスタントラーメンの製法の一種である。
== 概要 ==
日清食品創業者で、インスタントラーメンの開発者である安藤百福が開発した、麺を長期保存させるための製法である。
天ぷらの様に揚げる事によって、麺の水分が高温の油にはじき出され、乾燥した状態となることで長期保存を可能としている。さらに麺には水分の抜けた穴が残るため、お湯を注ぐと即座に食べる事ができる、というものである。
但し、油を使うためカロリーが高くなってしまう事や、麺本来の風味・歯応えが失われてしまうなどの欠点もある。これを解消したのがフリーズドライを応用したノンフライ製法であるが、これも逆に瞬間油熱乾燥法よりコスト・手間がかかるという欠点があるため、現在でも、この瞬間油熱乾燥法はインスタントラーメンを作るための基本的な製造技術として受け継がれている。
瞬間油熱乾燥法を用いたインスタントラーメンにおける原材料名の表記部には、『油揚げめん』(製品によっては『油揚げ麺』とも)と記載されている(ノンフライ製法では単純に『めん』と記載されている)。
2000年代後半に入って、新しいノンフライ製法によって作られたインスタントラーメン(マルちゃん正麺」や日清「ラ王」など)が登場。これらの製品はヒットを記録し、インスタントラーメンの新しい時代が始まっている。ただ、2014年現在は廉価な油揚げ麺タイプのインスタントラーメンもまだ多数ある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「瞬間油熱乾燥法」の詳細全文を読む



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