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矛盾許容論理 : ウィキペディア日本語版
矛盾許容論理[むじゅんきょようろんり]
矛盾許容論理(むじゅんきょようろんり、Paraconsistent Logic)とは、矛盾を特別な方法で扱う論理体系。また、矛盾に対して耐性のある論理を研究・構築する論理学の一分野を指す。矛盾許容型論理とも。
矛盾許容論理は1910年ごろにはすでに存在していた(原始的な形ではアリストテレスまで遡る)。しかし、矛盾許容(Paraconsistent)という用語が使われるようになったのは 1976年であり、ペルー人哲学者 Francisco Miró Quesada が最初である〔Priest (2002), p. 288 and §3.3.〕。
== 定義 ==
直観論理なども含めた古典論理では、矛盾からはあらゆることが導かれる。この奇妙な特徴を「爆発律」〔戸次大介「数理論理学」東京大学出版会、2012年、初版、P165〕 などと呼び、形式的には次のように表される:

A, \neg A \vdash B

ここで \vdash論理的帰結関係を意味する。従って体系に1つの矛盾が存在した場合、その体系は自明である。つまり、あらゆる文が定理となる。矛盾許容論理では、この爆発律を採用しない。結果として、矛盾許容論理は他の論理体系とは異なり、矛盾を含む「自明でない」体系を扱うことができる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「矛盾許容論理」の詳細全文を読む



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