|
デイトレード(day trading)とは、主に個人投資家による株式・債券などの日計り〔「ひばかり」と読む。〕取引である。主に株式・債券取引や外国為替証拠金取引 (FX)、商品先物取引、差金決済取引 (CFD)、株価指数先物取引など市場流動性の高い取引において行われる事が多い。 デイトレードの中でも、数秒~数分の間に数ティック上下しただけで売買および反対決済を成立させる手法を指して「スキャルピング」と呼ぶ。また、1日に何度も売買するデイトレードに対して、2~10日程度の短期的な持ち越しを行う手法を「スイングトレード」と呼んでデイトレードとは区別する。それ以上の期間保有する場合は短期投資または中長期投資になる。 == 概要 == 1日に1回もしくは複数回の取引を行い、細かく利益を積み重ねる売買手法である。場合によっては、1日で数百万円~数億円の利益を得られる(あるいは失う)など、他のトレード手法と比べ即時性・ゲーム性・ギャンブル性および依存性が強いとされ、利益をあげ続けるためには高い熟練度〔最も重要なのは資金管理であり、利益をあげ続けるトレーダーは1日で数百万円~数億円の利益をあげることはほとんどない。あったとしてもそれは、それほどの利益を得られる程のロットを取引した結果損切りにあっても損失額が総資金の1%前後~多くても数%程度で済む程の資金を既に溜め込んでいるトレーダーである。〕を要する。 デイトレードを継続的に行う者を「デイトレーダー」と言う。本業としている者を「専業デイトレーダー」、兼業している者を「兼業デイトレーダー」と言うこともある。日中に頻繁に売買する点をさして、日計り専門でないスイングトレーダーも含めてデイトレーダーと呼ぶことが多い。かつて日本語ではこれらを相場の一勢力としては「日計り筋」と呼ぶ事が多かった。 日本での現物株の売買においては、差金決済が禁止されている〔「証券取引法第161条の2に規定する取引及びその保証金に関する内閣府令」-第9条【信用取引を行うことを明示しない取引】証券会社は、顧客が信用取引を行うことを有価証券の注文と同時に明示しない取引については、当該顧客が当該取引により買付又は売付に係る有価証券については、これと対当する有価証券の売付又は買付により、これを決済する取引を行ってはならない。 〕ため、実際の手法としては同一銘柄を資金余力を超えて回転売買することは出来ない(現金取引の場合)。この場合デイトレーダーの手口としては、特定銘柄の売買を終了させついで別の銘柄を手がけるといった「ループトレード」の手法をとることが多い(日本の株式の信用取引の差金決済取引については、2013年1月1日より、法令上、事実上解禁されている)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デイトレード」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Day trading 」があります。 スポンサード リンク
|