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タンカン
タンカン(短桶、桶柑、学名:''Citrus tankan'')は、ミカン科の常緑樹。ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種のタンゴール (tangor) の一種である。 == 概要 == 中国の広東省が原産地で、奄美大島を始めとする南西諸島へ1896年(明治39年)頃に台湾から移植された。1929年(昭和9年)頃に本格的な栽培が始まった。タンカンには「短桶」(タンカン)の字があてられており、中国で行商人の持ち歩いた桶がこの由来とされる。また「桶柑」とも表記される。現在の主な産地は沖縄県と鹿児島県の屋久島、奄美大島である。 高温を好む亜熱帯性柑橘類で、夏期多湿で年平均気温が19 - 22度が良いとされる。花期は4月頃、収穫時期は1月で冬の果物である。 果皮の厚さは3 - 4 ミリメートル。皮と果肉が離れにくいことが欠点であるが、果肉はオレンジ色で柔らかく多汁、酸味は少なく甘味に富み風味が良い〔沖縄科学技術振興センター「沖縄県産柑橘のヒーリングアロマ効果を活用した機能性果汁飲料の開発」成果報告 2013年6月19日閲覧〕〔公益財団法人中央果実協会「タンカン・クネンボ」 2013年6月19日閲覧〕。 日本における2010年の収穫量は5,222 トンであり、その内訳は鹿児島県80%、沖縄県18%である〔農林水産省特産果樹生産動態等調査 2013年7月23日閲覧〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タンカン」の詳細全文を読む
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