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短歌研究新人賞(たんかけんきゅうしんじんしょう)は、短歌の新人賞。 短歌研究社の発行する月刊短歌総合誌「短歌研究」が毎年公募する未発表三十首の中から選ばれる。例年の締め切りは6月1日、受賞作および選考結果は「短歌研究」誌の9月号に掲載され、授賞式は同じく短歌研究社が主催する「短歌研究賞」「現代短歌評論賞」と一緒に9月下旬に行われる。 短歌研究新人賞の第1回は1958年だが、その前に「短歌研究50首詠」として1954年から5回の歴史があり、中城ふみ子、寺山修司らが受賞している。 ==歴代受賞作と受賞者== *第1回50首詠 1954年 「乳房喪失」 中城ふみ子 *第2回50首詠 1954年 「チェホフ祭」 寺山修司 *第3回50首詠 1955年 「白い海」 原幸雄 *第4回50首詠 1956年 「海の中を流るる河」 小崎碇之介 *第5回50首詠 1957年 「漂泊家族」 大寺龍雄 *第1回(新人賞に改称) 1958年 「人像標的」 山下富美 *第2回 1959年 「春の風車」 山口雅子 *第3回 1960年 「黴びる指紋」 横田正義 *第4回 1961年 「ほそき結実」 大竹蓉子 *第5回 1962年 「夜光虫」 根布谷正孝 *第6回 1963年 「砂漠」 井野場靖 *第7回 1964年 「島」 児島孝顕 *第8回 1965年 「杣部落」 森富男 *第9回 1966年 「海浜」 大坪三郎、「往反」 大塚栄一 *第10回 1967年 「大久野島にて」 藤原弘男 *第11回 1968年 「冬街」 森川久、「南を指す針」 林田鈴 *第12回 1969年 「浅峡」 大原良夫 *第13回 1970年 「消光」 林市江 *第14回 1971年 「山の上の学校」 板橋功枝 *第15回 1972年 「入換」 外山覚治 *第16回 1973年 「故郷の牛乳」 高橋一子 *第17回 1974年 「花房の翳」 佐藤孝子 *第18回 1975年 「歩行訓練」 西田忠次郎 *第19回 1976年 「蜂場の譜」 城島久子 *第20回 1977年 「青いセーター」 西田美千子 *第21回 1978年 「水の中のフリュート」 井辻朱美 *第22回 1979年 「紫木蓮まで」 阿木津英 *第23回 1980年 「炎祷」 中山明 *第24回 1981年 「細き反り」 奈賀美和子 *第25回 1982年 「刺青天使」 大塚寅彦 *第26回 1983年 「反・都市論」 武下奈々子 *第27回 1984年 「不確カナ記憶」 小笠原和幸 *第28回 1985年 「白日光」 池田はるみ *第29回 1986年 「スモール・トーク」 加藤治郎 *第30回 1987年 「青年霊歌」 荻原裕幸、「貴妃の脂」 黒木三千代 *第31回 1988年 「私小説8(曲馬団異聞)」 佐久間章孔 *第32回 1989年 「時間(クロノス)の矢に始めはあるか」 久木田真紀 *第33回 1990年 「ラジオ・デイズ」 藤原龍一郎、「ようこそ!猫の星へ」 西田政史 *第34回 1991年 「微熱海域」 尾崎まゆみ、「路程記」 野樹かずみ *第35回 1992年 「カウンセリング室」 佐藤きよみ、「白球の叙事詩(エピック)」 大滝和子 *第36回 1993年 「陸封魚-InlandFish」 寺井淳、「ミラクル・ボイス」 小泉史昭 *第37回 1994年 「白木蓮(はくれん)の卵」 松村由利子、「弱法師」 尾形平八郎 *第38回 1995年 「ギャザー」 田中槐、「キホーテの海馬」 近藤達子 *第39回 1996年 「啓かるる夏」 横山未来子 *第40回 1997年 「神聖帝国」 岡田智行 *第41回 1998年 「フライング」 千葉聡、「緑のテーブル」 石井瑞穂 *第42回 1999年 「麦酒奉行」 長江幸彦 *第43回 2000年 「冥王に逢ふ-返歌」 紺野万里 *第44回 2001年 「逃げ水のこゑ」 小川真理子 *第45回 2002年 「琥珀」 八木博信 *第46回 2003年 「星と切符」 黒田雪子 *第47回 2004年 「ペイルグレーの海と空」 嵯峨直樹 *第48回 2005年 「麦と砲弾」 奥田亡羊 *第49回 2006年 「カシスドロップ」 野口あや子 *第50回 2007年 「六千万個の風鈴」 吉岡太朗 *第51回 2008年 「冬の火」 田口綾子 *第52回 2009年 「ナガミヒナゲシ」 やすたけまり *第53回 2010年 「死と放埓な君の目と」 山崎聡子、「ロックン・エンド・ロール」 吉田竜宇 *第54回 2011年 「見つけだしたい」 馬場めぐみ *第55回 2012年 「ハッピーアイランド」 鈴木博太 *第56回 2013年 「目覚めればあしたは」 山木礼子 *第57回 2014年 「父親のような雨に打たれて」 石井僚一 *第58回 2015年 「さなぎの議題」 遠野真 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「短歌研究新人賞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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