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石井 竜生(本名・石井龍雄・いしい たつお、1940年9月22日 - )は、日本の作家、編集者。妻は作家の井原まなみ。 == 経歴・人物 == 神奈川県横須賀市出身。早稲田大学法学部法律学科修士課程卒業。 妻との合作で推理小説を書き、1976年に「アルハンブラの想い出」で第15回オール讀物推理小説新人賞。1985年、『見返り美人を消せ』で第5回横溝正史賞を受賞。 その後、新しい歴史教科書をつくる会運動に参画、つくる会運動の中心人物の一人となる。藤岡信勝の側近としてつくる会内で頭角をあらわし,平成18年1月4日の産経新聞で井原とともに藤岡と鼎談するなどしてその側近ぶりを示す。 この鼎談に寄ると、石井夫妻は有吉佐和子の『複合汚染』(1974年から1975年まで朝日新聞に連載されたベストセラー小説)の進歩主義的環境思想の影響を強く受け、汚染されていない安全な野菜の購入を志向、そのことで参加した自然食品購入の会に藤岡がいて以後知己になったという。その頃に藤岡が編集していた「授業づくりネットワーク」を購入して石井は読んでいたと語っていることから、石井と藤岡が知りあったのは藤岡の共産党員時代であり、石井は藤岡の共産党系学者時代からの知己ということになる。 やがてつくる会が教科書出版先として選んだ自由社の出版部長に就任、教科書運動の最前線にたち歴史教科書編集に手腕を振るう。自由社社員で藤岡と対立したつくる会最古参会員の松本謙一を策謀により社外に追放するなど、つくる会・自由社内での藤岡の権力体制の確立に尽力する。松本によれば石井は他人を人前で出自や学歴、年収で価値付けするのが大好きな人間で、それら他人のことを「所詮〇〇」「たかが〇〇」という表現でランク化するのが常で、石井のこうした態度をみてつくる会から身を引いた会員もいたという。 しかし石井が編集を主導した2010年検定申請版の自由社の歴史教科書は、他社からの年表盗用、教科書内の原爆写真取り違え(長崎に投下された原爆の写真を広島と誤記載した)などの重大不祥事が続発し、教科書採択では前回確保した教科書採用枠の大部分を喪失、以後つくる会運動は深刻な危機を迎えるに至っている。石井自身は現在は自由社の運営の第一線から身を引いているが、自分の出版部長時代のこれらの不祥事について、公の謝罪は一切あきらかにしていない。詳しくは自由社、藤岡信勝、松本謙一の項目を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石井竜生」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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