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石人山古墳(せきじんさんこふん)は、福岡県八女郡広川町一条に所在する前方後円墳。八女古墳群を構成する1基で、国の史跡に指定されている。 筑紫君磐井の祖父の墓と推定される。またかつては筑紫君磐井の墓に比定されていた〔「岩戸山歴史資料館 展示図録」14-16頁〕。 == 概要 == * 墳丘長約107メートル〔 * 前方部幅約63メートル・高さ約11メートル * 後円部径約53メートル・高さ約12メートル 前方部2段、後円部3段の築成で、北側のくびれ部には造出が現存する。築造当初は周濠・周堤を有していたとみられ、現在でも前方部西側と後円部東側に周濠・周堤の一部が確認できる。 墳形や出土した須恵器の年代観から5世紀前半~中頃に築造されたと考えられ、岩戸山古墳の被葬者である筑紫君磐井の数世代前にあたり、磐井の祖父の墓ではないかとも考えられている〔。 当古墳は昭和13年(1938年)8月8日に国の史跡に指定された。昭和53年(1978年)3月24日付けで、史跡の追加指定・統合指定が行われ、指定名称が「八女古墳群」に変更された。〔『図説日本の史跡3 原始3』、同朋舎出版、1991、p.206〕〔既指定の史跡「岩戸山古墳」「乗場古墳」「石人山古墳」「善蔵塚古墳」「弘化谷古墳」の5件を統合し、未指定の古墳3基(丸山塚古墳、丸山古墳、茶臼塚古墳)を追加指定したうえで、指定名称を「八女古墳群」とした。〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石人山古墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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