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石剣[せっけん] 石剣(せっけん/せきけん)は、縄文時代後期から晩期にかけての遺跡などから出土する石製品の遺物(石器)である。形状が武具である剣に類似することからこの名称が付けられている。この項目では、石刀(せっとう/せきとう)と共に紹介する。 == 概要 == 日本では縄文時代中期頃から登場するようになった石棒(男性器をかたどったものだが、縄文後期になるとこうした形状の物は減る)の加工技術から石剣・石刀の類が造られるようになる。石棒と同様、指揮棒として特定の人が権力を示す為に使ったとも、祭祀用具とも考えられている〔藤森栄一 『石器と土器の話』 初版昭和44年 学生社 pp.97 - 98〕が、実用的武具ではなかったという考えでは(考古学研究者の)見解は一致している。八幡一郎は、「石棒が武器として用いられたかは分からないが、あんな重い物を振り回すわけにはいかない」とし、武具ではなく、呪具と関連したものと捉えている〔『現代の考古学』 初版昭和46年 学生社 p.69〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石剣」の詳細全文を読む
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