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石友三 : ウィキペディア日本語版
石友三[せき ゆうさん]

石 友三(せき ゆうさん)は中華民国の軍人。北京政府国民軍国民政府国民革命軍)の軍人。国民軍では、馮玉祥配下の「十三太保」〔石友三に加え、韓復榘孫良誠張維璽過之綱劉汝明聞承烈佟麟閣孫連仲韓多峰程希賢葛金章趙席聘の13人を指す。〕の1人と称された。漢章
== 事跡 ==

=== 国民軍での活躍 ===
初めは学問を志していたが、貧困のために1908年光緒34年)から軍隊に入る。最初は長春に駐屯していた第3鎮の呉佩孚に属した。1912年民国元年)から馮玉祥配下に属し、第16混成旅、第11師などで次第に昇進した。
1924年(民国13年)10月の北京政変を経て国民軍が設立されると、石友三は第1軍第8混成旅旅長に昇進した。民国14年(1925年)春、第6師師長に昇進した。1926年(民国15年)の南口の戦いでは、山西省閻錫山が国民軍の後背を脅かしてきたため、僚友の韓復榘とともに山西軍を迎撃し、善戦した。しかし、国民軍は劣勢となったため、同年8月に南口を放棄する。張之江らの本隊は綏遠省へ撤退したが、石と韓はそれに従わず、閻に降伏した。
同年9月、馮玉祥が帰国して五原誓師を行うと、石友三と韓復榘は馮の下に復帰し、石は国民聯軍援陝第5路総指揮に任命された。翌年6月、国民聯軍が国民革命軍第2集団軍に改組されると、第1方面軍副総指揮兼第5軍軍長に任命された。石友三は、中国国民党北伐に参戦し、山東省で北京政府側の孫伝芳軍を撃破するなどの軍功をあげた。北伐終了後の1928年(民国17年)、軍縮に伴い第24師師長として河南省南陽に駐屯した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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