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石垣島ラー油 : ウィキペディア日本語版
石垣島ラー油[いしがきじまらーゆ]

石垣島ラー油(いしがきじまラーゆ、愛称石ラー(いしラー))は、沖縄県石垣市石垣島のみで製造されている、具材を食べるタイプのラー油(辣油)である。2000年(平成12年)に販売が開始された。
== 概要 ==
石垣島在住の夫婦(夫は中国陝西省西安出身〔『BRUTUS』 No.619 FOOD TRENDS 2007-2008 最新・食のトレンド番付発表!〕の辺銀暁峰、妻は東京都出身の愛理)が、具材を食べるタイプのラー油を開発し、2000年(平成12年)、石垣島にて開催されたイベントで販売したのが始まりである(ただし、具の入ったラー油そのものは中国にて古くから存在している)。以来、好評を博し、石垣島にてその夫婦が営む店で作られることとなった。
販売は、石垣市内にある石垣島ラー油工房、わしたショップ、日本各地の小売店〔石垣島ラー油 小売店 - ペンギン食堂(2010年11月29日時点のアーカイブ)〕での小売りのほか、日本全国向けに通信販売が行われている。日本全国に愛好者がいるが、生産量と販売店の少なさから「幻のラー油」とも呼ばれている〔夕感!:石垣島「幻のラー油」/ 卵かけご飯専用しょうゆ このご時世「内食」でしょ 毎日jp・毎日新聞西部夕刊 2010年3月9日(2010年3月29日時点のアーカイブ)〕〔調味料:石垣島ラー油や卵専用しょうゆ人気 「内食」影響 毎日jp・毎日新聞 2010年3月9日(2010年5月2日時点のアーカイブ)〕。
本品が登場して以降、八重山諸島では黒米といった郷土の特産品が次々と商品化された。八重山諸島を含む沖縄の特産品業界が、支持を集める石垣島ラー油に刺激を受けて活性化している。また、本品が人気を博したことがきっかけとなって、ラー油市場が2000年代中盤以降に規模拡大傾向となっている〔話題の「食べるラー油」を徹底比較〔1〕 日経ウーマンオンライン 2010年4月13日〕。
また妻・愛理さんの著書『ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし』を原案とした映画『ペンギン夫婦の作りかた』が2012年に公開され、石垣島ラー油の誕生などが描かれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「石垣島ラー油」の詳細全文を読む



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