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石崎奉燈祭[いっさきほうとうまつり]
石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)は、石川県七尾市石崎町で毎年8月第1土曜日に開催される、石崎八幡神社の奉納祭(祭礼)である。前日の金曜日には前夜祭が行なわれる。 == 概要 == 青柏祭、七尾港まつりとともに七尾市の三大祭のひとつで、能登地方に数多く点在する奉燈(キリコ)祭の中で最も勇壮華麗と言われる。 能登では各地で多くのキリコ祭りが行われているが、もともとは京都の祇園祭の流れを汲むものであり、石崎地区でも古くは祇園系の山車を出していた。しかし石崎八幡神社の納涼祭(お涼み)で何度も火事に見舞われ、1889年(明治22年)に奥能登宇出津より古いキリコを、網すき(網大工)の口添えで譲り受け奉燈祭として替わって始められたもので、約100人もの海の男たちが高さ13~15m、重さ約2tの大奉燈を担ぎ上げ、賑やかな笛や太鼓、鉦の音に合せ、男達が「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」の威勢の良い掛け声をあげながら、漁師町の狭い路地を家の軒をかすめるように担ぎ回し乱舞する。夕刻には神輿お旅所である堂前広場で大漁祈願神事が、その前後に大奉燈の乱舞競演が行われる。夜には奉燈に灯がともり幻想的な雰囲気の中花火が打ち上げられ、狭い路地でキリコの乱舞競演が深夜まで続く。1995年(平成7年)までは京都祇園社の例祭日である旧暦6月15日に行われていた。 1997年(平成9年)12月4日に能登一円のキリコ祭りが、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に指定されているが、その中の1つである。また2015年(平成27年)4月24日には、「灯り舞う半島 能登 〜熱狂のキリコ祭り〜」の中の1つとして日本遺産に指定された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石崎奉燈祭」の詳細全文を読む
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