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石川県道・富山県道10号金沢湯涌福光線 : ウィキペディア日本語版
石川県道・富山県道10号金沢湯涌福光線[いしかわけんどう とやまけんどう10ごう かなざわゆわくふくみつせん]

石川県道・富山県道10号金沢湯涌福光線(いしかわけんどう・とやまけんどう10ごう かなざわゆわくふくみつせん)は、石川県金沢市富山県南砺市を結ぶ主要地方道石川県道富山県道)である。
== 概要 ==
* 起点:石川県金沢市香林坊1丁目24番1地先(=香林坊交差点・国道157号国道305号重複)交点)
* 終点:富山県南砺市福光西町6907番(=東町交差点・国道304号交点)
金沢市の中心部である香林坊から広坂を経て、兼六園脇の兼六坂を登る。小立野台地を縦貫して温泉地である湯涌を経由し、刀利ダムを経て南砺市の旧福光町中心部までを結んでいる。
起点から金沢市錦町の錦町交差点までは、片側2車線(両側4車線)で整備されている。更に、起点から広坂交差点の区間は辰巳用水を挟んで片側3車線(両側6車線)となっている。錦町交差点から金沢市板ヶ谷町までの区間および南砺市網掛から終点までの区間は片側1車線(両側2車線)で整備されている。
県境に近いや金沢市板ヶ谷町から南砺市網掛の区間は、両側1車線 - 1.5車線程度と幅が狭く、刀利ダム周辺は勾配のある見通しの悪いカーブが続く悪路である。この区間は悪天候でしばしば通行止めになる。更に、金沢市板ヶ谷町から同市横谷町の区間は2000年代前半までは、主要地方道ながらも未舗装区間が残っていたなど、いわゆる険道の要素を含んでいた。
== 歴史 ==

* 藩政時代、金沢 - 刀利 - 五箇山間(刀利 - 五箇山間・現富山県道54号福光上平線)は、五箇山で密かに生産された塩硝を金沢へ運ぶ重要なルートであり、塩硝街道と呼ばれた。
* 1965年昭和40年)8月10日:石川県側、路線認定。当時の起点は金沢市石浦町(現・広坂交差点付近)。
* 1965年(昭和40年)11月22日:富山県側、路線認定。
* 昭和天皇が石川に来県し、湯涌温泉に宿泊することがしばしばあり、その度に金沢市土清水町から湯涌温泉の区間が整備・改良された。
* 2008年平成20年)7月28日:豪雨のため、金沢市板ヶ谷町の採石場付近で道路が大きく崩壊。
* 2009年(平成21年)5月:同区間が復旧。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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