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石鏃[せきぞく]
石鏃(せきぞく)は、道具・武器の一種。石を材料として作られた鏃(やじり。矢尻とも、また矢先や矢の根とも)。矢の先端に紐などで固定させて用いる、刺突用の小型の石器である。石製の鏃(せきせい-、いしせい-)などとも言う。また古い言い方では石弩(いわのやのね)、矢の根石(やのねいし)などとも言う。
日本においては縄文時代に弓矢の使用とともに現れ、縄文・弥生時代において主に狩猟具として使われた。 == 概説 == 石鏃を、底辺(基辺)の形状が直線になっているものを平基、くぼむものを凹基、突出するものを凸基の3種に分け、茎(なかご)の有無で分けると、全体を平基(無茎)式、凹基(無茎)式、凸基無茎式、凸基有茎式の4形式に分類することができる〔『〈佐原真の仕事〉戦争の考古学』中の一項「石製武器の発達」〕。 石鏃と同じような石器に、旧石器時代の尖頭器がある。木葉形尖頭器が突槍 (lance) で、有舌尖頭器が投げ槍 (dart) である。前者の方は、長さ・重さの変化の幅が大きい。後者の方はその幅が小さい〔『〈佐原真の仕事〉戦争の考古学』中の一項「かつて戦争があった -石鏃の変質-」〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石鏃」の詳細全文を読む
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