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石隈 利紀(いしくま としのり、1950年 - )は、日本の心理学者。山口県生まれ。学校心理学の第一人者アラン・カウフマン博士に師事し、アラバマ大学大学院博士課程修了。学校心理学のPh.D.を取得。カウフマン博士からは、賢いアセスメントの考え方に基づく「子どもの強い能力に焦点をあてた援助」について学ぶ。そしてサンディエゴ州立大学で故バレリー・クック・モラール博士、キャロル・ロビンソン・セニュアルトウ博士、コレッテ・イングラム博士から、「環境の中の子ども」に焦点をあてた「子どもと(多文化の)環境の相互作用への援助」の重要性と方法を学ぶ。カウンセリングでは論理療法に興味をもち、故アルバート・エリスのスーパービジョンを受け、「認知・情緒・行動の相互作用への働きかけにより柔らかく生きることを援助する」方法を学ぶ。 現在、筑波大学副学長・理事であり、11ある附属学校を統括する附属学校教育局 の教育長を務める。学校心理士スーパーバイザー・特別支援教育士スーパーバイザー・認定カウンセラースーパーバイザー・ガイダンスカウンセラー等の資格をもつ。文部科学省中央教育審議会専門部会委員歴任。福島県子どものこころのサポートチーム協議会委員。 また、つくば安全安心子育てネット推進協議会会長。代表的な編著書として『学校心理学―教師・スクールカウンセラー・保護者のチームによる心理教育的援助サービス』、『寅さんとハマちゃんに学ぶ助け方・助けられ方の心理学~やわらかく生きるための6つのレッスン』(誠信書房)、『石隈・田村式援助シートによるチーム援助入門~学校心理学・実践編』(図書文化)、『学校の効果的な援助をめざして~学校心理学の最前線』(ナカニシヤ出版)、『よくわかる学校心理学』(ミネルヴァ書房)などがある。 == 受賞歴 == * 2013年、長年にわたる学校心理学の分野における顕著な功績を記念し、日本学校心理学会では「石隈利紀学校心理学貢献賞」が設けられた。 * 2012年、National Association of School Psychologists より、東日本大震災における子ども・学校支援のリーダーシップに対して"President's Award to Outstanding Contribution"を受賞。 * 2004年、日本教育心理学会より「優秀論文賞」を受賞。 * 1987年、Educational Research Association Conference で"Outstanding Research Award"を受賞。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石隈利紀」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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