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砂の十字架[すなのじゅうじか]
「砂の十字架」(すなのじゅうじか)は、やしきたかじんの7枚目のシングル。1981年発売。 谷村新司の作詞・作曲。アニメ映画『機動戦士ガンダム』(劇場版3部作の第1作)の主題歌で、当時のたかじんのシングルとしては最大の13万枚〔角岡伸彦『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』小学館、2014年、80頁。ISBN 978-4-09-389752-5〕を売り上げるヒットとなる。 カップリング曲の「スターチルドレン」はたかじん自身の作曲である。作詞の井荻麟は『機動戦士ガンダム』の総監督富野喜幸(現・富野由悠季)のペンネームである。 2006年、歌入りの音源に加えてオリジナルカラオケを収録したシングルとして再発売された。 == 発売までの経緯 == 当時鳴かず飛ばずのたかじんを担当していたディレクターが、キングレコードの部長に涙ながらに土下座し、たかじんにレコードを出す機会を与えるよう直訴した。その結果、キングレコードは発売の条件として、たかじんに『機動戦士ガンダム』の主題歌を歌うよう指示する〔のちに富野由悠季が自著で懐述したところでは、谷村新司のファンであった富野の意向で主題歌オファーを行ったものの、契約等の事情で谷村は曲の提供しかできず、歌ってもらうことは叶わなかったとしている。〕。たかじんも歌詞に「ガンダム」という固有名詞が含まれないことを条件に、土下座をしたディレクターに対し恩義を感じていたこともあり、渋々ながら承諾する。歌詞が気に入らなかった(いわく「ライリー ライリー」と繰り返す部分の意味がわからん」等)ことと、ジャケットが(安彦良和の描き下ろしによる)「ガンダム」の主人公のアムロ・レイのイラストのみで構成されており、自分の写真がなかったことにたかじんがクレームをつけたため一旦発売は延期されたが、結局そのまま発売された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「砂の十字架」の詳細全文を読む
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