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砂かけ婆[すなかけばばあ]
砂かけ婆(すなかけばばあ)は、奈良県や兵庫県に伝わる妖怪。人に砂を振りかける妖怪といわれる。 == 概要 == 奈良県では、人が神社のそばや人通りの少ない森の中を歩いていると、砂を振りかけて脅かすものとされる。 兵庫県西宮市では、ある松の木の上に砂かけ婆が出没し、砂をかける音が聞こえてきたものの、実際に砂が振りかかってくることはなかったという。兵庫県尼崎市の稲荷神社でも、夜に鳥居の下をくぐると上から砂をかけられるといわれ、また同市内の庄下川でも砂かけの怪異があったという。 民俗学者・柳田國男の著書『妖怪談義』に記述がある妖怪のひとつで〔、その話の出所は柳田の友人、沢田四郎作(さわたしろうさく)医学博士の『大和昔譚』である。同書には「おばけのうちにスナカケババといふものあり、人淋しき森のかげ、神社のかげを通れば、砂をバラバラふりかけておどろかすといふもの、その姿見たる人なし」とある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「砂かけ婆」の詳細全文を読む
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