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破毀院(はきいん、Cour de cassation)は、司法訴訟に関する最高裁判所。破棄院とも表記される。 == フランス == フランスでは、行政訴訟に関して最高裁判所の役割を担うのは国務院(コンセイユ・デタ)であるが、これと同格の機関である。破毀院は常設の裁判所であり、パリのケ・ド・ロルロージュ通り5番地、パレ・ド・ジュスティスの中に庁舎がある。 破毀院は3つの民事部と、社会部、商事部、刑事部(各1部)の計6部で構成され、2014年現在は112名の裁判官が所属している。 破毀院は法律審を担当し、法律上の観点から判断を下す。破毀院は原判決を破棄することができる〔Association Henri Capitant, sous la direction de Gérard Cornu, ''Vocabulaire juridique'', « Cour de cassation », p 246.〕。しかし、事実認定に関しては下級裁判所の認定に従い、当該事実への法律の適用についてのみ審理する。 他の裁判所と異なり、フランス全土で破毀院は1個だけ設置されている〔« ''Il y a, pour toute la République, une Cour de cassation.'' » — Article L411-1 du Code de l'organisation judiciaire (ancien article L111-1) .〕ので、法律の適用および解釈の統一を図ることができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「破毀院」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Court of Cassation (France) 」があります。 スポンサード リンク
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