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ガラス絵[がらすえ] ガラス絵(がらすえ、硝子絵)とは、透明で平板なガラス片の片面に、膠、ワニス、油をメディウム(媒材)とした絵具で、人物や風景を描き、その裏から鑑賞する絵画である。 == 作図方法 == 左右や描く手順が通常の描き方と逆で、その上後から描き直しができないため、一度紙などに下書きしたものをガラスに描くのが通例である。例えば顔を描く場合、普通最後に描く目鼻を先に描いてから、肌の色を塗っていく。加筆や塗り直しが出来ないため制作は難しいが、絵具が直接空気に触れないことから、汚れることなく画面が保たれる。また、絵の表面が平滑で光が乱反射しないため、いつでも潤いある発色が保たれる。ただし、泥絵の具のみによる作品は剥げやすかった。 現在ガラス絵を書く手順は、トレーシングペーパーに下絵を描き、それを裏返した上に板ガラスをのせ、グワッシュで下絵をガラスに写す。次にガラスを少し持ち上げ、光を透かしながら、油絵具で彩色していく方法が取られている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガラス絵」の詳細全文を読む
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