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硝安 : ウィキペディア日本語版
硝酸アンモニウム[しょうさんあんもにうむ]

硝酸アンモニウム(しょうさんアンモニウム、)は、化学式 NH4NO3で表される物質。俗に硝安とも呼ばれる。硝酸アンモニアであり、工業的にも硝酸とアンモニアを直接、反応させて製造する。
化成肥料窒素源として主要な物質であると同時に、火薬爆薬の原料としても重要な物質である。ただし、爆薬の原料として使用する場合は、多孔質で顆粒状のプリル硝安を使用することが多い。
高酸化性物質であり、衝撃により爆発することもあるため、輸送や保存に関しては、船舶安全法消防法による規制がある。
== 反応 ==
加熱するか、もしくは塩化物イオンを触媒とすれば、分解して亜酸化窒素(一酸化二窒素、笑気)を発生する。
:\rm
さらに、210 ℃ 程度に加熱すると爆発する。
:\rm
この性質を利用して、木粉、ニトロナフタリンなどを混合したものは硝安爆薬として用いられる。
尿素硫酸アンモニウムと同様に水に溶解する際は吸熱する。食塩等と比較すると吸熱反応のエネルギーが大きいため、携帯式氷枕などの寒剤に使用される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「硝酸アンモニウム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ammonium nitrate 」があります。



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