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硝酸鉄(III) : ウィキペディア日本語版
硝酸鉄(III)[しょうさんてつ]

硝酸鉄(III)(しょうさんてつ(III)、Iron(III) nitrate)は、化学式Fe(NO3)3で表される化合物である。硝酸第二鉄ともいうがこの呼び方は推奨されない。一般的なのは、無色に近い紫色の単斜晶系結晶の九水和物で、条件によっては無色の立方晶系結晶の六水和物も析出する。
== 九水和物 ==
九水和物は化学式(NO3)3・3H2Oの化合物。CAS登録番号は。鉄を濃硝酸で溶解させると得られる。潮解性があり、水に溶けやすい。融点 47.2℃ 。水への溶解度は0℃で67.1g、25℃で87.2g(いずれも無水物換算値)。潮解性が著しく,空気中で褐色の液体となる。褐色化するのは加水分解により、一部塩基性硝酸鉄を生じているためと考えられる。加熱すると50℃以上で硝酸が分解により発生し、赤熱すると水および酸化窒素を発して酸化鉄(III)Fe2O3となる。水,エタノール,アセトンに易溶。紫外線照射で分解し、酸素を発して硝酸鉄(II)を生成する。媒染剤,絹の増量剤,なめし剤,分析試薬等に用いられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「硝酸鉄(III)」の詳細全文を読む



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