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硝酸鉛(II) : ウィキペディア日本語版
硝酸鉛(II)[しょうさんなまり に]

硝酸鉛(II) (しょうさんなまり に、lead(II) nitrate)とは硝酸塩である。化学式はPb(NO3)2
分子量 331.2、CAS登録番号 10099-74-8、PRTR法の規制対象物質である。
15世紀にはドイツ錬金術師アンドレウス・リバヴィウスによる記述が見られ、"plumb dulcis" と名づけられていた。初めて一般に販売されたのは1943年アメリカ合衆国においてであった。
鉛の塩は一般的に水に溶けにくいが、硝酸鉛(II) は酢酸鉛(II) と同様に水溶性が高く、無電解めっき液の安定剤として使用される。またフェリシアン化物を検出する純度試験の際に硝酸鉛溶液が試薬の一部として用いられる。黄鉛の原料の一つでもある。
==性質==
加熱すると軋轢音(パチパチという音)を伴って分解し、酸化鉛(II) になる。この性質はしばしば花火などの火工術に応用される。
硝酸鉛(II) とヨウ化カリウムの溶液は共に無色透明だが、これらを混ぜ合わせるとヨウ化鉛(II) の明るい黄色の沈殿が生じる。この反応は見映えが良いので、しばしば沈殿現象を説明するための演示実験に用いられる。
:
\rm Pb(NO_3)_2 (aq) + 2KI (aq) \longrightarrow PbI_2 (s) + 2KNO_3 (aq)

他の鉛塩と異なり硝酸鉛(II) は水に溶けやすいため、不溶性の鉛塩を合成する際の良い原料となる。
Pb(NO3)OH や Pb3O(OH)2(NO3)2 のような塩基性塩を形成することが知られている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「硝酸鉛(II)」の詳細全文を読む



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