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カリウムミョウバンとはミョウバンの一種で、カリウムイオン、水和アルミニウムイオンおよび硫酸イオンを含む複塩である。ミョウバン参照。 == 概要 == 硫酸カリウムアルミニウムともいう。硫酸アルミニウムと硫酸カリウム水溶液を当量反応させると生成する複塩の結晶。 : Al2(SO4)3 + K2SO4 + 24 H2O → 2 KAl(SO4)2·12H2O アルミニウムを水酸化カリウムに溶かして硫酸を加えても生成する。 : 2 Al + 2 KOH + 6 H2O → 2 K + 3 H2 : K + 2 H2SO4 + 8 H2O → KAl(SO4)2·12H2O 十二水和物の結晶は3+を含み、また6個のH2OにK+が囲まれている。十二水和物は水に対して吸熱的に溶解するため溶解度の温度依存性が大きく、再結晶により正八面体型の大結晶が得られる。64.5℃で9個の結晶水を失い、200℃では無水物となる〔日本化学会編 『化学便覧 基礎編 改訂4版』 丸善、1993年〕。無水物は焼明礬と呼ばれる。 媒染剤、なめし剤として用いられる。また血液凝固性があるので止血剤にも用いられる〔『化学大辞典』 共立出版、1993年〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カリウムミョウバン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Potassium alum 」があります。 スポンサード リンク
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