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硫酸ジエチル[りゅうさんじえちる]
硫酸ジエチル(りゅうさんジエチル、)は硫酸エステルの一種で、高い毒性と発癌性を持つ有機化合物。ペパーミント臭のある無色の液体で、化学式はC4H10O4S。アルキル化剤として、フェノール類やアミン、チオール等にエチル基を導入する際に用いられる。 == 安全性 == 強力なエチル化作用を持ち、DNAをエチル化する。動物実験では発癌性が確認され、ヒトに対しても発癌性があると考えられている。国際がん研究機関ではIARC Group2Aと評価している〔。日本の消防法では危険物第4類・第3石油類に該当する。毒物及び劇物取締法には該当しないが、船舶安全法や航空法では毒物としての扱いを受ける〔。ウサギを用いた動物実験では、眼および皮膚に対し、壊死を含む重篤な腐食性が確認された〔。水生生物には有害であるが、急速分解性があり生物蓄積性は低い〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「硫酸ジエチル」の詳細全文を読む
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