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硫酸ニコチン[りゅうさんにこちん] 硫酸ニコチン(りゅうさんニコチン)は殺虫剤の一種で、化学式は C10H14N2・1/2 H2SO4。特異臭のある微酸性褐色液体。有効成分はニコチン。不揮発性で、このままでは殺虫効果は望めず、使用に際して炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、石灰などでアルカリ性にしてニコチンを遊離させる。殺虫力は強いが、植物には無害、一方で人畜毒性は高く毒物に指定されている。 速効性で殺卵効果もある。野菜、果樹のアブラムシ、グンバイムシ、スリップスなどの防除に用いられた。毒物で取扱が難しいことから、近年余り使われなくなり、農薬の登録も失効した。 == 作用機序 == 呼吸、接触、摂食により虫体に取り込まれ、ニコチン性アセチルコリン受容体に作用して、神経の異常な興奮を引き起こし殺虫効果をあらわす。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「硫酸ニコチン」の詳細全文を読む
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