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硫酸水素ナトリウム(りゅうさんすいそナトリウム、Sodium hydrogen sulfate)は、組成式 NaHSO4の化合物であり、硫酸のナトリウム塩で、酸性塩である。安全に輸送、貯蔵することが可能な乾いた粒子状の物質である。無水物は、吸湿性がある。硫酸水素ナトリウムの水溶液は酸性であり、1Mの水溶液のpHは1以下である。 ==製法== 水酸化ナトリウムと硫酸の等モルを混合すると、硫酸水素ナトリウムと水が生成する。 :NaOH + H2SO4 → NaHSO4 + H2O また、塩化ナトリウムと硫酸を高温で混合することで、硫酸水素ナトリウムと塩化水素が生成する。 :NaCl + H2SO4 → NaHSO4 + HCl 液体状の硫酸水素ナトリウムは、噴霧し、冷却することで固体の粒子状になる。副生成物である塩化水素は、水に溶かして塩酸とする。 アメリカ合衆国では、2社が工業的に生産している。Jones-Hamilton Co.は、塩化ナトリウムを原料とする製法を用い、無水物を製造している。Jost Chemicalは、水酸化ナトリウムを原料とし、一水和物を製造している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「硫酸水素ナトリウム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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