|
硯箱(すずりばこ)は、硯その他を納めておく箱である。 == 概要 == 硯の他に筆、墨、水滴、小刀、尺、暦その他をも納めることがある。 種類として、平硯箱、重硯箱、浅硯箱などがあり、また裏梨子地、表蒔絵、螺鈿、描金などが施されることもあり、上手物は美麗をきわめる。文台と連作になるものもある。本阿弥光悦作の船橋硯箱は単独の作で、甲盛り被せ蓋、蒔絵描金の豪奢な代表であるとされる。 物品を人に見せ示すのに、硯箱に載せて、また蓋に載せて出す慣習もあった。 「うつほ物語」に、「中納言の君、紙もがなとの給へばきばみたる色紙一巻白き色紙一巻硯箱の蓋に入れて出されけり」とある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「硯箱」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|