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礫器(れっき、れきき)とは、大きめの礫、円礫や角礫を素材にしてつくった石器。前期旧石器時代の自然石を打ち欠いただけの原初的な石器で、原人段階からの使用が確認されている。オルドヴァイ文化の中で初めて出現する。剥片をはぎとったあとの中心部(石核)を用いた。打ち欠いて片側に刃を作ったのがチョッパー、両面を交互に打ち欠きジグザグの刃をつけたものがチョピング・トゥールとよばれる〔梶原洋「礫器」の項(江坂輝彌・芹沢長介・坂詰仲男編 『新日本考古学小辞典』 ニュー・サイエンス社 2005年 p.428)〕。 剥片を石器製作に利用する(剥片石器を製作する)段階の後期旧石器時代の石核石器とは区別する。万能品として用いた。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「礫器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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