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社会科学高等研究院[しゃかいかがくこうとうけんきゅういん]
社会科学高等研究院(しゃかいかがくこうとうけんきゅういん、)は、フランスにおける国立の特別高等教育機関(grand établissement)。略称(記号)はEHESS。 高等研究実習院の第6部門が1975年の政令により独立して生まれた。社会科学に関わる様々な分野における、研究および研究者の養成をその目的としている。対象とする分野は歴史学、社会学、経済学、文化人類学、人口統計学、地理学、考古学、心理学、言語学、哲学、統計学などの社会科学および法学、(文化財の)修理技術、医学、芸術などに及ぶ。 == 沿革 == 高等研究実習院創設以来あった社会科学の再編を求める声を受け、リュシアン・フェーヴル、フェルナン・ブローデルおよびシャルル・モラゼの三人の歴史学者たちの努力によりロックフェラー財団の財政的援助を得て1947年、高等研究実習院に第6部門(経済・社会科学)が創設された。初代の部門長はリュシアン・フェーヴル。1956年に部門長となったフェルナン・ブローデルはフォード財団の支援を受け、カルチエ・ラタンに分散していた研究グループを現在の本部所在地であるラスパイユ大通りに集めた。1972年にはジャック・ル・ゴフが部門長となった。 1975年、第6部門は行政的に高等研究実習院から独立し、大学としての地位を持ち、独自に免状を発行することができる社会科学高等研究院となった。以来、社会科学分野に関わる多くの研究室を持つようになった。1977年、フランソワ・フュレが院長となる。1984年、grand établissementの一つとなる。 2014年12月社会科学高等研究院内にパリ日仏高等研究センターが設立された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「社会科学高等研究院」の詳細全文を読む
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