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祁門紅茶
祁門紅茶(きーむんこうちゃ)は中華人民共和国安徽省祁門県でつくられる紅茶。なお、周辺他県でつくられる紅茶は「安徽紅茶」(あんきこうちゃ)と呼ばれ明確に区分されている。日本では「キーマン」「キームン」「キーモン」などとよばれる。 「紅茶のブルゴーニュ酒」と称されることもある。インドの「ダージリン」、スリランカの「ウヴァ」とならび世界三大銘茶の1つとされている。 == 特徴 == 外観は細く美しく整った条形の茶葉で、色沢は艶のある黒色、上級茶には黄金色のティップが混ざる。よく締まった茶葉は容易に開かずまたそのことが質の良いことの証明でもある。そのため蒸らし時間は5分又はそれ以上を要する。水色は鮮やかな赤。滋味は穏やかで柔らかくほのかな甘みがある、香味は蘭の花の香りを内蔵するといわれている。 また果物の香りや甘い糖蜜の香りをも漂わせる。一部でいわれている烟臭さが特徴というのは明らかな誤解である。一般的にはできたばかりの新茶よりも半年から1年ほど経過した方が味香りをさらに発揮させる。これは香気成分などが貯蔵により増加することと密接な関係があるとされている〔「中国茶葉大辞典」p350-358 2000年 中国軽工業出版社 刊〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「祁門紅茶」の詳細全文を読む
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