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祈とう師 : ウィキペディア日本語版
祈祷師[きとうし]

祈禱師(きとうし)とは、原始宗教シャーマニズムアニミズムといわれるものに基づき、人類が基本的な社会構造である集団を持ったときから発生したといわれ、その祈祷を行う集団の長や主要な人物をさし、シャーマンとも呼ばれる。
== 概要 ==
祈祷師は、現在でもアジアアフリカ・南北アメリカ日本を始め先進国でもみられ、五穀豊穣、大漁追福、天候、個人の吉凶を占う事や、「払い清め」や呪術まで行う。インディオネイティブアメリカンニューギニア東南アジアの先住民の部族長・チーフと呼ばれる人々の多くは祈祷師であると同時に、野草薬草による民間医療を行う呪術医であることも多い。またブードゥー教などのように祈祷の道具を持つ場合も多く、日本やギリシャや東南アジアでは弓矢などが霊力を持つと考えられ祈祷の道具として用いられた。
祈祷師と呼称されることはなくとも、祈祷は具体的な願いを信仰の力によって祈り、具現化しようとすることであり、それらを行えば祈祷師といえる。そういった意味では、キリスト教の悪魔払いをはじめ多くの宗教で祈祷師と同様な行いをするものは少なくない。
祈祷師は前近代的でいかがわしいものと考えられているが、発展途上国のまだ自然が多く残る地域においては、その薬草の知識から祈祷師が世界各国の製薬会社と契約をして、新薬発見に貢献している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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