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神奈川県警覚醒剤使用警官隠蔽事件(かながわけんけいかくせいざいしようけいかんいんぺいじけん)とは1999年に発覚した警察不祥事。県警トップが有罪判決を受けた。 == 概要 == 1996年9月頃、神奈川県警察外事課の警部補は飲食店で知り合った女性と不倫をし覚醒剤を使用するようになった。12月12日に妄想に憑かれるようになり課の当直に電話をして赴き、薬物使用を自供した。腕には注射痕があった。 課長代理は翌13日に監察官室長と監察官に通報し、室長は警務部部長と本部長に報告した。また、生活安全部部長に、事後処理方法につき相談。その際に、県警本部長の意向の下で、1996年12月、県警は現職警察官の覚醒剤使用を隠蔽することに決定。警部補の尿から「陽性」反応が出なくなるまで、同警部補を横浜市内のホテルに軟禁した。その間、警部補は不倫という理由で諭旨免職となった。 1999年9月、これらの事実が発覚。元警部補は覚せい剤取締法違反で起訴され懲役1年6月執行猶予の有罪判決が言い渡された。 また、隠蔽事件で立件の対象となったのは9人であり、最終的には1999年12月に当時の県警本部長、警務部長、生活安全部長、監察官室長、監察官の5人が犯人隠匿罪で起訴された(県警本部長を除いた4人は証拠隠滅罪でも起訴された)。本部長経験者が現職当時の犯罪で刑事被告人となるのは初めてであった。2000年5月29日、5人に対して執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神奈川県警覚醒剤使用警官隠蔽事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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