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神子元島灯台[みこもとしまとうだい]
神子元島灯台(みこもとしまとうだい)とは、下田港南沖11kmにある神子元島(みこもとしま)に建つ灯台である。 == 概要 == 幕末に江戸幕府と列強との間で結ばれた改税約書(江戸条約)に基づき建設された、条約灯台と呼ばれる8基(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、劔埼、伊王島、佐多岬、潮岬)のうちのひとつ。竣工は明治3年旧暦11月11日(西暦1871年1月1日)で、初点灯には三条実美、大久保利通、大隈重信ら明治の元勲と英国公使ハリー・パークスが来島し立ち会っている。灯台建設の監督はスコットランド人のリチャード・ヘンリー・ブラントン。下田から切りだされた伊豆石を精緻に積み重ね、目地には日本初の速成セメントが使われている。石造灯台では日本最古の現役の灯台であり〔 87頁〕〔初点灯が1870年7月8日(旧暦の明治3年6月10日)である樫野埼灯台を最古とする場合もある。〕、国際航路標識協会 (IALA) が選定した「世界歴史的灯台百選」のひとつでもある。また日本政府により史跡に指定されている。等級は第3等群。 速成セメントに経年および風波による劣化がみられたため、耐震補強を兼ねた工事が1982年と1995年に行われた。炭素繊維などを使って灯台全体を補強した〔。2007年から2008年にも電源設備を中心とした改修工事が行われた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神子元島灯台」の詳細全文を読む
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