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神州不滅[しんしゅうふめつ] 神州不滅(しんしゅうふめつ)は、神州(神国)は不滅であるとの意味で、日本では水戸学の尊王論などに見られ、特に昭和から太平洋戦争終結迄は軍部によるスローガンとしても使用された。 == 江戸時代 == 江戸時代末期、藤田東湖は「神州誰君臨、万古仰天皇」と述べ、「支那」は革命を主体とする国家で王朝交代があるので「正気観念」にも変動があるが、日本は万世一系の皇室を頂いて永遠に変わらないので「正気観念」にも変動が無く、そこに日本民族の特徴があるとした〔「水戸学派の尊皇及び経綸」(高須芳次郎、1936年、雄山閣)p417-422〕。藤田東湖は「正気」とは一般的には道義、特殊的には忠義であるし、更に「正気」の粋を集めた「神国日本」のその皇風が世界に広がり、皇室の御聖徳は太陽にも等しい、とした〔。藤田東湖の「正気歌」は吉田松陰や、明治の広瀬武夫にも影響を与えた〔。平田篤胤の思想と、この水戸学の勤皇思想が混ざり、幕末に「神州不滅」の思想が巻き起こった〔「時代を見通す力 歴史に学ぶ知恵: 歴史に学ぶ知恵」(副島隆彦、2008年、PHP研究所)〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神州不滅」の詳細全文を読む
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