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神国[しんこく]
神国(しんこく)とは、「神の国」を意味する語で、日本では「神である天皇が治める国」あるいは「神々の宿る国」という意味合いの語である。神州(しんしゅう)ともいう。 == 概説 == 神国とは、天照大神の末裔である天皇が現人神として君臨し、万世一系と天照大神の神勅のもとに永久に統治を行い、これを支え続けてきた皇室、更にこれに臣属した諸神の末裔である日本国民〔“神の子孫”を自称出来るのは皇族のみで、国民はそうではない。更に、“奉ろわぬ民”は全て滅ぼされた。〕との緊密な結合と全ての政治は神事をもって第一とする理念によって、神の加護が永遠に約束される、そういう国家を指している。 本来は農業国が持つ農耕儀礼に基づく信仰に由来するものであり、日本の国家と国土はこの神国思想(しんこくしそう)に基づいて神々によって作られて守られてきたものであるとされてきたが、後に選民意識と結びつき、更には国粋主義・排外主義・覇権主義・軍国主義的な思想へと転化していった。特に太平洋戦争敗北までは、対外戦争毎に強調され、国家神道を支えた〔『岩波 日本史辞典 CD-ROM版』岩波書店、2000年参照。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神国」の詳細全文を読む
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