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神経ブロック療法 : ウィキペディア日本語版
神経ブロック[しんけいぶろっく]
神経ブロック(しんけいブロック、)とは、麻酔を用いた治療法の一種。神経痛などの恒常的な痛みを訴えている患者に行なわれる。一般的に専門の麻酔科医が行う。
== 種類 ==
;星状神経節ブロック(せいじょうしんけいせつ-)
:痛みの原因となる神経線維末梢神経交感神経節に対し、局所麻酔薬を浸透させることで、神経そのものの機能を一時的に麻痺させ、交感神経を抑制し痛みの伝達をブロックする。交感神経節ブロックとも呼ばれる。神経痛だけでなく顔面神経麻痺突発性難聴多汗症の治療などにも用いられる。
:星状神経節は首の付け根付近にあり、ここには心臓気管支などを支配している交感神経が集まっているため施術の応用範囲が広く、神経ブロック療法の中では最もポピュラーな方法と言える。
;硬膜外ブロック
:硬膜外麻酔と同様の方法で行う方法。硬膜脊髄を取り囲んでいる一番外側の膜で、硬膜と黄色靭帯との隙間のことを硬膜外腔と言い、ここに局所麻酔薬などを注入する。
;トリガーポイント注射
:筋肉などにある痛みのポイント(圧痛点)に直接、局所麻酔薬などを注射する方法。厳密に言えば上記のような神経ブロック注射というよりは、その他一般的な麻酔注射に近い。
;近赤外線照射
:高出力の近赤外線を皮膚を通して星状神経節に照射する方法。麻酔を使う方法より効果が穏やかだが、注射や切開の必要がないため副作用や痛みが無く、患者への負担が極めて軽い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「神経ブロック」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nerve block 」があります。



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