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神経因性膀胱(しんけいいんせいぼうこう)とは排尿に関与する神経の障害によって膀胱機能に異常が生じた病態である。 神経病であるので上位ニューロン障害(痙縮性膀胱(過活動膀胱))と下位ニューロン障害(弛緩性膀胱(低活動膀胱))に分かれる。 ==痙縮性膀胱(過活動膀胱)== *上位ニューロン障害により、下位中枢への抑制がなくなるため、反射性の排尿が起こり、頻尿、尿失禁がおこる。 *上位中枢と下位中枢を結ぶ下行路(大脳)のみを障害された無抑制性神経因性膀胱、と *下行路と上行路の両方(脊髄)を障害された自動性(反射性)神経因性膀胱 :とがある。 ; 無抑制性神経因性膀胱 : 大脳(下行路)の障害によっておこる。上位ニューロンの障害により下位ニューロンによる反射性収縮がおこり、頻尿、尿失禁が見られるものの残尿はなく尿流量も低下しない。尿意は維持される。切迫性尿失禁。 ; 自動性(反射性)神経因性膀胱 : 脊髄(下行路、上行路)の障害によっておこる。上位ニューロンの障害により下位ニューロンによる反射性収縮がおこり、頻尿、尿失禁のほか残尿がみられ、尿流量が低下する。尿意はない。反射性尿失禁。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神経因性膀胱」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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