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神経膠細胞 : ウィキペディア日本語版
グリア細胞[ぐりあさいぼう]
グリア細胞 (グリアさいぼう、)は神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)とも呼ばれ、神経系を構成する神経細胞ではない細胞の総称であり、ヒトでは細胞数で神経細胞の50倍ほど存在していると見積もられている。gliaという語は、(にかわ、)を意味するギリシャ語に由来する。
== 役割 ==
神経細胞に対し、以下のような種々の役割を担っている。
* 神経細胞の位置の固定(他の体細胞にとっての結合組織に相当)。
* 神経栄養因子の合成と分泌。
* 髄鞘(ミエリン)の構成要素となる。
* 過剰に放出されたカリウムなどのイオンの再取り込み
* 神経伝達物質を細胞内に回収することで伝達時間を限定させる。
* 血管内皮とともに血液脳関門を形成し、フィルタの役割を果たす
上述のように、グリア細胞は周辺組織の恒常性を維持するような、比較的静的な役割を演じることでシグナル伝達に貢献すると考えられてきたが、近年になって、多種多様な神経伝達物質の受容体が発現していること、受容体へのリガンド結合を経てグリア細胞自身もイオンを放出するなど、これまで神経細胞のみが担うとされてきたシグナル伝達等の動的な役割も果たしていることが次々に示されてきている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「グリア細胞」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Neuroglia 」があります。



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