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福天(ふくでん)は、日本の民間信仰で、福をもたらす神である。福の神(ふくのかみ)・福神(ふくじん)。神道では神で福神・福の神、仏教では天部で福天だと説明されることもあるが、常に区別があるわけではない。 昔話の『貧乏神と福の神(あるいは、福の神と貧乏神)』は、ストーリーはさまざまだが、福の神と貧乏神が2柱1組の神として現れる。福の神は姉で吉祥天、貧乏神は妹で黒闇天だともされる(この2天は仏教でも姉と妹である)。貧乏神を篤くもてなすと福の神に変ずるというバリエーションもあり、井原西鶴の『日本永代蔵』にはそれを題材にした話がある。 七福神、あるいはその1柱を意味することもある。 狂言の『福の神』では、福天が神社に現れて二年参りの参拝者と酒宴を催す。 ==関連項目== *フォルトゥーナ - ローマ神話の幸運(フォーチュン)の女神。 *ラクシュミー - ヒンドゥー教の幸運の女神。吉祥天に対応。 *エケコ - 南アメリカ、特にボリビアやペルーの招福人形。 *ビリケン - 日本で販売された当時の広告(1912年)では「世界的福神」として紹介されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福天」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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