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福岡中2いじめ自殺事件(ふくおかちゅうにいじめじさつじけん)とは、2006年10月11日にいじめを苦にした少年が自殺した事件である。いじめのきっかけが元担任教師による生徒達に対する不適切な言動だったことが調べで分かり、いじめが再び社会的に注目を浴びた事件である。 == 経緯 == 2006年10月11日、筑前町立三輪中学校に通う13歳の中学2年生の少年がいじめを苦にした遺書を残し、自宅の倉庫内で首を吊って自殺した。同中学校の調査により、同少年が中学1年の頃に受けたいじめについて当時学年主任で担任だった男性教師へ相談したところ、同教師がクラス内で相談内容を漏らしたために、いじめがエスカレートしたこと、この同教師は同少年へのいじめにも荷担し、これが少年への自殺の要因のひとつとなっていたことが発覚した。同教師はその年度より担任を外されていたが、引き続き同校で国語担当の学年主任を務めていた。同教師は同少年の遺族に謝罪し「一生償います」と述べたものの、遺族から詰問される結果となった。 この元担任は「からかいやすかったから(亡くなった)生徒を罵倒した」と述べた。元担任は生徒を、国語の成績別に、イチゴの品種を用いて呼んでいた(とよのか(非常によい生徒)、あまおう(よい生徒)、ジャムにならない(悪い生徒)、出荷できない(非常に悪い生徒))。またこの元担任は優等生の同少年に対しては「偽善者にもなれない偽善者」などの問題のある発言を繰り返していた。さらに女子生徒に対しても「お前は太っているから豚だね」と暴言を吐き、クラス内でのいじめを誘発した。 このような状況下で少年達が自殺をちらつかせていた同少年に対し「本気なら下腹部を見せろ」と言う旨を発言しズボンを脱がそうとし自殺に至った。この少年達は同少年の葬儀にて笑いながら棺の中を携帯電話のカメラで撮ろうとしたり、自殺後「せいせいした」「別にあいつがおらんでも、何も変わらんもんね」などと発言していたと言う〔北海道新聞 2006年10月22日刊〕。また、他の生徒達も同少年と同じくいじめられていたようで苦情も来た。 学校側は当初いじめを否定していたが、後に発言を翻す。10月15日に遺族に謝罪したがその後「元担任の発言を無かった」と発言を二転三転させた。10月16日に行われた全校生徒への朝礼の際は校長が「先生たちがちょっと手を抜いちゃいました。ごめんなさい」と一応は謝罪した。また、いじめは中学校でも実際には複数把握していたにも関わらず、解決したとしていじめは「0件」と報告していたことも判明した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福岡中2いじめ自殺事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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