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福岡正信 : ウィキペディア日本語版
福岡正信[ふくおか まさのぶ]

福岡 正信(ふくおか まさのぶ、1913年2月2日 - 2008年8月16日)は自然農法の提唱者。アジアやアフリカなど国家予算をつけて農法を学ぶ国もあるが日本ではマイナーとされる〔「僕はドン・キホーテ(メッセージ 種まく5月)【大阪】」朝日新聞夕刊1999年5月7日〕。
== 人物 ==
愛媛県伊予郡南山崎村(現伊予市)に生まれる。旧制松山中学校岐阜高等農林学校(現岐阜大学応用生物科学部)卒。
若い頃は横浜税関の植物検査科に所属し研究に没頭していたが、急性肺炎にかかり死に直面すると、「この世には何もない」と悟り、仕事をやめ地元に戻り農業を始めた。「やらなくてもいい」ことを探しながら、つまり科学農法を否定するために多くの失敗を重ね、自然農法を確立していった〔著書「わら一本の革命」より〕。
著作の序文では、不耕起(耕さない)、無肥料、無農薬、無除草を特徴とする自然農法を行うとしているが、著作中には肥料〔『無3-自然農法』に収録した論文によると、稲・麦作に10アール当たり300キログラムの鶏糞、同800-1200キログラムの敷藁、麦作の元肥として同80キログラムの石灰窒素、ほかに木鋸屑、チップ樹皮屑など。この論文については「技術者と一般農家のために書かれたものであり、本来の自然農法からは一歩後退した面を含んでいる」としている。〕と農薬除草剤、除虫剤)〔『無3-自然農法』に収録した論文によると、麦作に10アール当たり3-6キログラムのシアン酸ソーダ。また本文中にも、柑橘果樹のヤノネ貝殻虫対策としてマシン油乳剤石灰硫黄合剤、やむをえない場合と断った上で、野菜に銅・亜鉛剤、植物剤(除虫菊デリス煙草)、石灰硫黄合剤、動植物油乳剤、マシン油乳剤、燐剤(ネコイラズ)などを用いるとある。〕の使用について記述がある。
米麦連続不耕起直播は、を刈る前にクローバーの種を蒔き、裸麦の種の粘土団子を蒔き、稲を刈ったら稲わらを振りまく。麦を刈る前に稲の粘土団子を蒔き、麦を刈ったら麦わらを振りまくという栽培技術である
自然農法は海外でも実践されている例があり、イタリアのトスカーナ地方で育てられる幻の豚・チンタセネーゼ育成者にも引き継がれている〔http://www.satavic.org/rishikheti.htm Natural farming succeeds in Indian village〕〔http://dwiddly.wordpress.com/2008/11/05/meeting-the-indian-fukuoka/ Meeting the Indian Fukuoka〕〔http://www.solutions-site.org/cat11_sol85.htm Alternative agriculture in Thailand and Japan
〕。
粘土団子」と呼ばれる、様々な種を100種類以上混ぜた団子によって砂漠緑化を行おうとした。行われた場所は、ギリシャ・スペイン・タイ〔「砂漠の団子(窓・論説委員室から)」朝日新聞夕刊1999年7月19日 1面〕。ケニア・インド〔「粘土団子で虹よ架かれ ケニアの砂漠緑化ストップ 横浜アートプロジェクト」朝日新聞朝刊2006年8月29日 田園・浜・川・2地方 30面〕、ソマリア〔「「種で緑化」支援を 有志ら提供呼びかけ/群馬」朝日新聞朝刊2002年3月22日 群馬 34面〕、中国・アフリカなどの十数カ国〔「生ごみの種が世界を緑化」朝日新聞朝刊2002年10月28日 15面〕とされる。東南アジア諸国では、粘土団子方式で荒野がバナナ畑や森として甦った〔朝日新聞2005年「ひと」コラムより〕。
1988年ロックフェラー兄弟財団の出資で発足したフィリピンのマグサイサイ賞を受賞。
90歳を過ぎ歩行が困難になっても、中国の要請に応え〔朝日新聞2005年「ひと」コラムより〕、粘土団子の技術指導に現地へ飛ぶなど、最晩年も達者な活動ぶりを見せていた。 

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「福岡正信」の詳細全文を読む



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